最終更新日:2017/08/07

太陽光発電、撤去費用は掛かる?

 
はい、掛かります。

 

10年・20年と我が家の屋根の上で発電を続けてくれる太陽光発電・・・。

 

導入時にはあまり考えませんが、将来的には【いつか撤去】するかもしれません。

 

撤去方法は、大きく2種類に分けられます。

  • 建物そのものも解体・撤去
  • 建物はそのままで太陽光発電のみ撤去

 

建物ごと撤去する場合は、他の廃棄物と一緒に処理されるので、
「建物解体費+5万円前後」が相場です。

 

太陽光発電のみ撤去する場合の撤去費用

 

太陽光発電のみの撤去の場合、費用の内訳は以下になります。

  • 屋根から降ろす「工事費」
  • 太陽光パネルの「処理費」

 

「工事費」

太陽光発電の撤去にかかる費用

 

太陽光発電を設置する場合の「工事費」とほぼ同額と考えていいでしょう。

 

我が家の場合、足場代等あったので大体15万〜20万円くらい。

 

20数年後、撤去の時の「人件費」等で多少誤差があるかと思いますが、多めの20万円で見込んでいます。

 

太陽光パネルの「処理費」

太陽光発電の撤去にかかる費用

 

実は今まで、「パネルの処分方法」はハッキリと決まってはいませんでした。

 

というのも、家庭用太陽光発電が普及してからまだそこまで年月が経過していないため、「使用済みパネルの処理」があまり問題視されていなかったからです。

ハッキリとした規定のない中、一般財団法人「太陽光発電システム鑑定協会」が「使用済みパネルの回収・再資源化サービス」を
2014年1月末より開始しています。

 

【太陽光パネルの回収・再資源化サービス】って?

太陽光発電システム鑑定協会によると、
「太陽光パネル1枚1200円前後」で引き取ってくれるそうです。

 

条件として

  • 指定場所へ持ち込み
  • パネル1枚18kg以下
  • 結晶系
  • 枚数の多い場合は割引あり?

条件に合わない場合は、料金が変わる可能性があります。

 

状態の良いパネルは中古販売もあり、利益は還元されるようです。

 

条件はありますが、不明確だったパネル撤去費用に明確な価格が提示されたことはすばらしいと思います。

 

撤去の場合、どこに連絡するの?

 
設置を依頼した業者にお願いするケースがほとんど

 

20年・30年後もお付き合いができるような、
信頼できる業者さんを選ぶことがとても重要です。

 

普段から相談しやすい雰囲気だったり、定期的にメンテナンスをお願いできるような関係であれば撤去の際にも快く相談に乗ってくれるはずです。

業者の選び方はこちら

一括見積もりサイトの比較・感想はこちら

 

 

ちなみに上記「使用済みパネルの回収・再資源化サービス」は
直接、一般財団法人「太陽光発電システム鑑定協会」へ連絡になります。

 

太陽光パネル、廃棄処理の問題点

 

今現在、使用済み太陽光パネルの廃棄方法は定まっておらず、一般廃棄物として処理されていましたが、以下のような問題が含まれています。

問題点

  • 太陽光パネルには鉛等の有害物質が含まれている場合もある
  • 個々のパネルの有害物質の含有情報が管理されていない
  • 全国統一のルールがなく、地域によっては粉砕・埋め立て処理されている事
  • パネルからはアルミやガラス、銀等の有価物の回収が可能な事
  • 有価物は回収し、再資源化するべきという事

 

様々な問題の残る「太陽光パネルの処理問題」ですが、太陽光発電システム鑑定協会が
「太陽光パネルの回収・再資源化サービス」を2014年1月に開始しました。

 

これを機会に、各メーカーや自治体、全国統一の廃棄方法の規定等が進んでいくことを
期待しています。

 

補助金交付の可能性も!?

 
固定期間終了後、太陽光パネルの不法投棄が増える!?

 

固定価格買取制度以降の太陽光発電の普及は目覚ましい物があります。

 

家庭用太陽光発電はもちろんですが、売電収入による利益・投資を目的とした【10kw以上・全量買取】の、産業用と呼ばれる太陽光発電も爆発的に増えました。

 

2016年(平成28年)度以降も、売電価格は徐々に値下がりすることが予想されますが、今後も緩やかながら、太陽光発電は増えていくでしょう。

 

家庭用では、固定期間が終わったから・・・と太陽光発電を撤去する方は少ないと思いますが、産業用では話が違います。

 

固定期間が終了し、事業としての【うまみ】が消えてしまえば、パネルを撤去して空いた土地の有効利用を検討するでしょう。

 

そこで、既に懸念されているのが【不法投棄】や【管理放棄】

 

不法投棄はもちろん困りますが、そのまま放置され、誰も管理しないのも問題です。

 

太陽が出ている限り、パネルは発電し続けますので、配線等から出荷する危険性もゼロではありません。

 

そこで、確実にパネル等を回収・処理するために、国が新たな補助金を考える可能性があります。

 

といっても、固定価格買い取り制度が開始したのは2012年。
全量買取の固定期間は20年間ですので、この処理問題が顕著化するのは2032年以降でしょう。

 

2016年からは電力自由化も始まりました。

 

自己消費に回すか、売電を続けるか、撤去か・・・。
電力会社・国の方針等で、【何が1番得になるか】が変わると思います。

 

個人的には撤去ではなく、そのまま発電を続け、自己消費に回し、少しでも長く太陽の恵みを感じたいところです。