最終更新日:2017/05/15

「売電」=「投資」?

 

太陽光発電はビジネスになるか

 

2012年7月、「固定価格買取制度」か開始され、
10kw以上の太陽光発電システムで発電した電気は全量買取の対象
となりました。

 

「全量買取」ですので、設置者本人であっても発電した電気は基本的には使うことができません。

 

但し、買取期間は20年間
申し込み当初の単価が保証されています。

 

この制度を受け、太陽光発電を「事業」「投資」と捉える企業が増え、
各地で「メガソーラー」建設の動きが始まりました。

 

制度発足以前も、「産業用」太陽光発電は存在しましたが、
家庭用の「余剰電力買取制度」に比べ、売電単価が安く(1kwあたり24円)、
とても「投資物件」とはならなかったのです。

 

それでも設置していた企業は、「エコ」や「企業イメージ」としてのアピールが大きかったと思われます。

 

では、「高額単価」で「20年固定」であれば、誰が設置しても有利な「投資物件」、
大きな「ビジネスチャンス」となり得るのでしょうか。

 

注意点や実例をまとめてみました。

 


 

安易な気持ちではダメ!

 

さて、一般家庭での「売電」では、ほとんどの方が「節約」の点で考えていると思います。

 

「売電で元がとれて、その後も電気代が節約になる」事を重視しませんか?

 

しかし、売電ビジネスを考えた場合、当然それでは失敗してしまいます。

 

利益を求める投資には、リスクが伴います。

 

初期費用が家庭用とは比べ物にならないほど高額ですから、「失敗した」では済まなくなります。

 

投資では「誰がやっても儲かる」ことは、絶対にありません。

 

リスクを確認しましょう

 

売電ビジネスを考えた時、様々なリスクがあります。

 

導入費用の目安がない

家庭用の太陽光発電の場合、補助金等もあるので「1kwあたり何万円以下」と、
明確な目安があります。

 

しかし産業用の場合、パネル・パワコン・架台等、それぞれ別のメーカーから選び、
オリジナルのシステムを構築することが可能になっています。
そのため、一概に「1kwあたり何万円」のような、相場がなくなってしまいます

 

しかし、経験豊富な業者であれば、「この設置方法なら」「この面積なら」「この規模なら」と、ある程度のノウハウを持っています。

 

やはり複数業者に見積もりを依頼し、
「どの業者の見積りが一番収益が上がるか」比較する必要があります。

 

収入が不安定

これは家庭用と同様ですが、相手は「太陽光」という自然です。

 

発電は昼間だけ。

 

雨や曇りで発電量が落ちたり、まったく発電しなかったり・・・と、
売電収入は決して安定はしません。
(年間ベースではある程度予想可能です。)

 

経年劣化・故障

家庭用でも起こりますが年数%は発電量が落ちていきます。

 

設置kwの大きい産業用では、この数%が、収益に大きく影響してきます。

 

また、故障のリスクもありますので、「出力保証」や「メンテナンス」が家庭用以上に重要になります。

 

自然災害や盗難

ここ数年、「異常気象」が多いですね。
毎年の台風に加え、ゲリラ豪雨や突風、竜巻も発生しています。

 

数年以内には大地震が起こる可能性も聞きますし、充分な備えが必要になります。

 

メーカーによって保証の範囲も違いますので、
確認して必要ならば別途損害保険の加入も検討しましょう。

 

また、自宅から離れた場所に設置する場合も多いと思います。
盗難のリスクも考え、管理方法や保険も検討する必要があります。

 

連係拒否?

50kw以上の太陽光発電を設置する場合、事前の電力会社との協議が必要です。
この協議の時に、電力会社から【連係拒否】される可能性があります。

 

各電力会社は再生可能エネルギー(太陽光等で発電した電気)の買取義務がありますが、変電所等に【空き容量】がない場合は拒否できるよう、
特例で決められています。

 

連携できなければ、売電もできません。

 

売電ビジネスを考えている方は、事前に設置予定場所の連係可否を確認した方がよいでしょう。
(関連記事⇒「電力会社【回答保留問題】について」

 

制度の変更

「20年間・固定高額単価」は、あくまで「現段階」での政策です。

 

現段階では「20年間は安心」となりますが、今後の経済・政治状況でどのように変化していくかは予想できません。

 

制度自体が変更・廃止になる可能性も、「ゼロではない」と認識しておきましょう。

 

メリットの確認

 

「リスク」ばかり挙げてしまいましたが、それでは公平ではありません。
導入のメリットも考えてみましょう。

 

利回り15%以上可能!?

「利回り」とは、簡単に言ってしまえば利息のようなもの。
「利回りが高い」=「収益率が良い」となります。
副業として一般的(?)なアパート経営の利回りは良くて10%前後。
売電ビジネスは、高利回りな投資といえます。

 

サポートが充実

太陽光パネルは故障が少ないと言われており、
家庭用の太陽光発電システムでは「出力25年保証」もあります。

 

産業用では家庭用のような「長期保証」は用意されてない場合が多いですが、
保守・点検などを含めたサポート体制が用意されています。

 

また、「全量買取制度」以降、各メーカーも50kw未満の小規模発電事業を意識しています。

 

カナディアン・ソーラーやソーラーフロンティアでは
いち早く「パック販売・長期保証付き」を開始しています。

 

資産の活用

アパートや駐車場の屋根、遊休地等、太陽のあたる場所ならば
基本的に設置可能です。

 

もちろん、近隣の障害物や塩害等で発電に適さない地域もありますが、
「所有資産の活用」としては、充分検討の余地はあります。

 

最近では土地を所有していない方向けに、
「土地付太陽光発電システム」を販売する会社も出てきました。

 

ソーラーローンが利用できる

数千万円単位での導入費用が掛かる場合もある「産業用太陽光発電」。

 

ソーラーローンを用意している金融機関も多くあります。

 

返済期間は5〜10年が多く、住宅ローン等よりも金利が低く設定されている場合もあります。
全量買取期間は15〜20年間。

 

売電収入が確定している期間での返済が可能です。

 

売電を【ビジネス】として捉えると、メリット・デメリットやリスクともに
家庭用よりも大きいことがわかります。

 

また、検討すべき点も多くなります。

  • 資金面・・・銀行や信販会社等の金融機関
  • 保証面・・・民間の保険会社や損保
  • 税金面・・・税理士や会計士

 

全てを一人で解決するには、多大な労力と時間を要します。

 

産業用太陽光発電の専門の【タイナビ・ネクスト】や、【グリーンエネルギーナビ】で紹介される業者は、資金面・保証面・税金面の全てにおいてノウハウを持っています。

 

全ての懸念事項が一箇所で相談できることは大きなメリットであり、売電ビジネスを検討している他のユーザーの方よりも一歩先に進むことができます。

 

導入の実例

 

実際に10kw以上の太陽光発電システムを導入した実例を紹介します。

50kw未満(小規模発電)

太陽光発電全量買取

  • 東京都
  • 38kw設置
  • 集合住宅の屋上

 

50kw以上500kw未満(中規模発電)

太陽光発電全量買取

  • 山梨県
  • 200kw設置
  • 野立て

 

 

500kw以上1000kw未満(中規模発電)

太陽光発電全量買取

  • 鹿児島県
  • 999kw
  • 野立て

 

1000kw以上2000kw未満(大規模発電=メガソーラー)

太陽光発電全量買取

  • 神奈川県
  • 1,961kw
  • 野立て

 

2000kw以上(大規模発電=メガソーラー)

太陽光発電全量買取

  • 兵庫県 
  • 5,063kw
  • 工場の屋根

 

 

売電ビジネス・産業用太陽光発電システムの導入に必要な「企画・設計・施工・アフターサービス」を提供できる経験と実績ある複数企業からの最適な提案を受けることができます。まずはプロのアドバイスを受けることをおすすめします。

 

産業用太陽光発電ならタイナビNEXTで見積もり