最終更新日:04/22

W(ダブル)発電ってナニ?

 

ダブル発電

 

W(ダブル)発電とは、
太陽光発電以外の自家用発電設備等がある状態のことです。

 

有名なトコロでは

  • ガスで発電【エネファーム】
  • エネファームより安価な【エコウィル】

が挙げられます。

 

また、場合によっては【蓄電池】や【電気自動車】も
W(ダブル)発電の対象になります。


 

W(ダブル)発電の売電単価=1kwあたり25円〜27円!

 

さて、一般的な太陽光発電の売電方法である「余剰電力の売電」は、
1kwあたり31円〜33円(平成28年度)です。

 

しかし、W(ダブル)発電では1kwあたり25円〜27円
なぜ売電単価が下がるのでしょうか?

 

買取理由=【エコ】

売電単価の高額設定の理由は、ずばり【エコ】。

 

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」では、太陽光発電や風力・水力・地熱・バイオマスで発電した電力の買取を義務付けています。

 

これにより、エネルギー自給率の向上や、温暖化に対応しよう、というモノです。

 

ガスで発電しては、自給率向上や温暖化対策にはならない、ということです。

 

また、W(ダブル)発電の場合、太陽光発電のみと比べて売電できる量が増えてきます。

 

例えば、太陽光で10kw発電、自家消費が4kwあった場合

10kw(太陽光発電)−4kw(自家消費)=6kw売電

 

仮に太陽光以外(ガス等)で2kw発電があった場合

10kw(太陽光発電)+2kw(ガス発電等)−4kw(自家消費)=8kw売電

 

発電量・自家消費ともに同じにもかかわらず、売電が増えることとなってしまいます。

 

この現象を国は「押し上げ効果」とし、W(ダブル)発電では平均20%前後と仮定しています。

 

太陽光発電のみの場合と比べ、売電収入が80%くらいになるよう単価が設定され、
平成28年度は「1kwあたり25円〜27円」となっています。

 

W(ダブル)発電の範囲

 

「ガスで発電」は、「太陽光+ガス」でW(ダブル)発電。

 

これは非常に明確でわかりやすいのですが、W(ダブル)発電の範囲って、実は結構広いんです。

 

法令上では「自家発電設備『等』」となっていて、ポイントは「等」の部分です。

例として挙げられていたのは、

  • エネファーム
  • エコウィル

このあたりは、ガスでの発電なので納得。
しかし・・・

  • 蓄電池
  • 家庭に電気供給できる電気自動車(例:リーフtoホーム)等

この2点も記載がありましたが、こちらは「発電」はしませんよ!?

 

「蓄電池」や「家庭に電気供給できる電気自動車」が対象の理由

W(ダブル)発電の単価が通常の余剰電力の売電単価より安い理由に、
「押し上げ効果」がありました。

実は「蓄電池」や「電気自動車」にも、押し上げ効果が認められています。

 

「夜間の安い電気料金で充電」
      ↓
「日中に放電し、優先的に使用」
      ↓
「太陽光で発電した電気を売電に回す」

売電にかかる費用は国民が負担していますので、電気を【安く買って高く売る】ようなことがあっては、国民の理解が得られません。

 

発電はしていませんが、【太陽光で発電した電気以外を(日中)使える】という点でW(ダブル)発電とみなし、売電単価が安く設定されている、というワケです。

 

 

W(ダブル)発電とならない方法は?

 

「災害時の備え」として、電気自動車の大きなバッテリーや蓄電池はとても魅力的です。

 

しかし、その為に売電単価が下がるのはちょっとナットクできない方も多いのではないでしょうか。

 

蓄電池

今や国内メーカーも、「蓄電池付太陽光発電システム」に乗り出しています。

 

パナソニックでは、「創蓄連係システム」として、「災害時の安心」や「電力ピーク回避」を前面に押し出しています。

 

様々なモードで「蓄電」「放電」の設定が可能なうえ、
「売電中は蓄電池は放電できない」ようになっています。

 

この場合、押し上げ効果は認められないので、W(ダブル)発電とはなりません

ちなみに、「蓄電池」の補助金も受け取ることができます。

 

電気自動車

日産リーフのように、「家庭に電気供給できる」自動車の問題は、やはり「押し上げ効果」。

 

回避のためには、「太陽光で発電中は放電できない」ようにすることです。

これは、太陽光発電とセットになっていない蓄電池を導入する際にも有効です。

方法として、高性能の電力モニターの設置が挙げられます。

 

モニターで放電を管理し、売電と放電が同時に起きないようにしておけば
押し上げ効果は認められず、W(ダブル)発電とはなりません。

 

売電は10年・20年と続きます。

 

太陽光発電と蓄電池、電気自動車の導入をお考えの方は、売電単価でソンしないよう、
経験豊富で実績のある業者とじっくり相談されることが重要です。
『失敗しない業者選び』『見積り依頼先はどこがいい?』も参考にして下さい。