最終更新日:04/22

太陽光発電のクーリングオフ(契約解除)

クーリングオフは理由を問わず契約解除できる制度です。
その際に違約金や使用料、損害賠償などは一切発生しません。

 

契約後であっても、一定期間内ならば一方的に解約できます。

 

クーリングオフ対象の取引と期間

訪問販売 8日間(キャッチセールスやアポイントメントセールス含む)
電話勧誘販売 8日間
特定継続的役務提供 8日間(エステ・家庭教師等の継続的で専門的なサービス)
連鎖販売取引

(マルチ商法)

20日間
業務提供誘引販売取引

(内職商法)

20日間

太陽光発電システムに関しては、「訪問販売」「電話勧誘販売」が対象となります。

 

下記に例文もありますので、手続きの際は参考にしてください。

しまった!・・・と思ったら

「やっぱり契約を取り消したい!」と思ったら、
すぐにクーリングオフの手続きをしましょう。

『あまり気乗りはしなかったげど・・・』

  • 「強引に勧誘されて・・・」
  • 「長時間居座られて・・・」

以上のような迷惑行為があり、『早く帰って欲しい』一心で、気乗りはしなかったけど契約してしまった。

『一旦は納得したけど、後から調べてみたら・・・!』

  • 「価格が相場よりも極端に高い!」
  • 「業者の対応に不信感」
  • 「明らかなオーバートーク(ウソ)」

以上のように、『他の業者と比べると、不信感』が出て来ることもあります。

 

 

太陽光発電システムの場合、契約書をもらってから8日以内の手続きが必要となります。

 

ただし、契約書に不備があった場合、期限に関係なく契約破棄できますし、
業者からクーリングオフの妨害があった場合は期間を過ぎても解除可能なので、
あきらめずに一度相談することをおススメします。

どこに相談したらいいの?

 

まずは「消費生活センター」に相談してみましょう。
こちらでは専門の相談員が公正な立場で対応してくれます。

 

適切なアドバイスももらえるので、困った場合は気軽に相談してみてください。

全国の消費生活センター
消費者ホットライン(全国統一番号)
⇒0570−064−370

 

クーリングオフの手続き方法

クーリングオフの手続きは口頭ではなく、必ず書面で行うようにしましょう。

 

口頭でのクーリングオフが認められた事例もありますが、
【『言った・言わない』の水掛け論を避ける(証拠を残す)】、
押しの強い業者からの【再勧誘を避ける】面から、書面で提示しましょう。

 

事前に業者に対しての連絡も不要です。

 

「送った」「受け取っていない」のトラブル防止のために、
「内容証明郵便」(配達証明付)で出したほうが確実です。

発送方法

配達の証明

記載内容の証明

ポイント

ハガキ

(簡易書留)

×

記載内容の証明なし

内容証明郵便

(配達証明付)

文字数など、いくつか決まりがある。同文で3通作成(コピー可)

内容証明郵便は全ての郵便局で取り扱っているわけではなく、事前の確認が必要です。

 

また、各郵便局毎に取り扱い時間も違いますのでご注意ください。

 

ご自分での手続きに不安のある方

  • 「強引な勧誘だったので、本当に解約できるか心配」
  • 「担当者と話しづらい」
  • 「書面を作成しても郵便局に行く時間がない」

・・・等、ご自分での手続きに不安のある方は、
行政書士等に書面の作成・発送を代行してもらうこともできます。

 

消費生活センターや各自治体の相談窓口に相談してみてください。

太陽光発電のクーリングオフ後の対応

クーリングオフをすると、契約そのものが【なかったこと】になります

 

無条件で解約できる消費者の権利ですので、先にも述べましたが
損害賠償や違約金は発生しません。

 

商品の一部が納入されている

太陽光発電の場合、さすがにパネルが届いていることはないと思いますが、
配線等を置いておき「すぐに工事します」アピールはあるかもしれません。

 

クーリングオフをした場合、商品は「業者負担」で引き取ってもらうことができます。

 

あらかじめクーリングオフの書面に商品を返送する旨を記載しておけば、
直接お会いしなくても大丈夫です。(発送料は業者負担ですので、着払いでOK)

 

代金の一部を支払っている

法律上、業者は速やかに返金しなければいけない、となっていますが、
「速やかに」というだけで明確な期限は規定がありません

 

現実ではなかなか返金されないケースもあるそうです。

 

やはりこの場合も書面に返金期限を指定ておいたほうが良いでしょう。

 

もし期限を過ぎても返金されない場合は返金請求し、
それでもダメならば法的手続き(督促・訴訟)が必要になってきます。

書面の書き方・例文

内容証明郵便(配達証明付)で送る場合、文字数等いくつか制限があります。

 

下に例文がありますので、参考にしてください。

 

文字数の制限

  • 縦書き

    ・・・1行に20字以内、1枚に26行以内 

  • 横書き

    ・・・1行に20字以内、1枚に26行以内
       1行に13字以内、1枚に40行以内
       1行に26字以内、1枚に20行以内

1文字の範囲

  • 、。←句読点は1文字、()←カッコはセットで1文字

使用できる文字

  • ひらがな
  • カタカナ
  • 漢字
  • 数字(算用数字・漢数字両方)
  • 英字は会社名等固有名詞にのみ使えます。

 

市販されている【内容証明書用紙】もあります。

 

こちらには既に規定数のマス目が引いてありますので、
文字数は気にしなくても大丈夫です。

 

例文

太陽光発電のクーリングオフ

ポイント

  • 契約日は契約書面を受け取った日です。
  • 返金がある場合は返金方法を指定しておくと2度手間が省けます。
  • 「平成△△年△月△日」は郵便局の窓口に出す日です。
  • 商品の一部納入や代金の支払いがない場合は

    「つきましては〜引き取ってください。」を省略。

  • 同じものを3通用意しましょう(コピー可)。

郵便局での手続き

持ち物

  • 内容証明文(書面)3通(コピー可)
  • 封筒1通(封はしない)。切手は貼らない状態で持って行きましょう。

    一般の封筒で大丈夫です。

  • 印鑑(訂正などで必要な場合があります。)
  • 内容証明郵便の料金(1枚の場合1220円。速達は+270円)

窓口で

  • 書面3通と封筒1通を提出。「配達証明を付けてください」と伝えます。
  • 局員による確認(ルール通りに書かれているか等)
  • 確認後、3通のうち2通を渡されます。

    1通は自分用の控えとし、1通を自分で封筒に入れ、封をして局員に渡します。

  • 局員から「書留郵便物受領証」が渡され、手続き完了。

    自分用の控えと一緒に大切に保管してください。

書面を発送した時点でクーリングオフを行使したことになります。

クーリングオフはしたけれど、太陽光発電に興味がある

 

価格や設置業者、あるいは強引な勧誘が原因でクーリングオフをしたが、
太陽光発電そのものには興味がある・・・という方もいらっしゃると思います。

 

納得の価格で信頼できる設置業者を見付ける方法として、
一括見積りはとても有効です。

  • 複数の業者から見積りを取ることで、

    自宅の太陽光発電の相場価格がわかる。

  •  

  • たくさんの担当者と話すことで、

    相手が「本当の事」を言っているか見極められる。

  •  

  • 一括見積りサイトを運営する企業が間に入ることで、

    クレームを避けるためしつこい勧誘がない。

  •  

  • 一括見積りサイトに登録されている設置業者は厳しい審査があるため、

    最初からある程度信用できる。

太陽光発電は急激な設置業者の増加に伴い、
残念ながら悪質な訪問販売をしている業者も存在します。

 

後悔しないためには、絶対にその場では契約せず、
必ず複数の業者に見積りを依頼しましょう。

 

『失敗しない業者選び』も参考にして下さい。