太陽光発電業者の倒産が増えています!

 

太陽光発電業者の倒産件数

太陽光発電業者の倒産が増加しています。

 

2017年1月に発表された帝国データバンクの資料によると、2016年度の太陽光発電業者の倒産件数は65件・負債総額242億円以上と、過去最高を記録してしまいました。

 

せっかく太陽光発電を設置しても、設置業者が倒産してしまってはアフターサービスやメンテナンスは受けられなくなることはもちろん、最悪手抜き工事等で雨漏りしてしまっても『泣き寝入り』になってしまいます。

 

【倒産しそうな業者】を見極めるけることは困難ですが、倒産の要因やデータから、『もしかして、危ない?』と感じられる兆候をまとめてみました。

 

数字から見る【倒産した業者の特徴と傾向】

 

帝国データバンクの資料を基に、『2006年〜2016年6月』までに倒産した業者151件を、項目毎にまとめました。

 

負債額

倒産した太陽光発電業者の負債額と件数

 

倒産した業者の負債額は、最も多いのは【1000万〜5000万未満】で約36%。
1億未満が半数以上を占めています。

 

資本金

倒産した太陽光発電業者の資本金と件数

 

こちらは、倒産した業者を資本金別に示したグラフです。

 

資本金が5000万円未満の業者で90%以上を占めています。

 

 

営業年数

倒産した太陽光発電業者の営業年数と件数

 

こちらのグラフでは、【太陽光発電を主な事業としている業者】のみをまとめましたので、件数は89件となっています。

 

【メインが太陽光発電】の業者では、【5年未満の倒産】が36%と最も多く、10年未満で倒産した業者が全体の68%以上を占めています。

 

 

倒産した太陽光発電業者の特徴と傾向のまとめ

全体としてみると、以下の様な特徴が見えてきます

  • 負債額は1億未満の小規模倒産が多い
  •  

  • 資本金は5000万円未満の中小企業が多い
  •  

  • 営業年数は10年未満の専門業者が半数以上を占めている
 

なぜ【中小の専門業者】が【短期間】で【小規模倒産】するのか

 

太陽光発電業者が倒産するパターンは、主に2つあります。

 

  • 薄利多売ばかりで企業努力を怠ってしまった
  • 慣れない【大型太陽光発電】でトラブルが発生してしまった

 

パターン@:薄利多売で企業努力を怠った

 

太陽光発電の価格は、年々徐々に下がってきています。

太陽光発電業者の倒産原因

 

また、一括見積もりサービスの利用も浸透し、《相見積もり》が当たり前となってきました。

 

一括見積もりサービスでは、複数業者が同じ条件で見積りを提示しますので、当然少しでも安く、サービスの良い業者が選ばれます。

 

『とにかく安くしなければ・・・』と、コストではなく利益を削り、薄利多売で見積りを提示する業者もいます。

 

そうなると、多くの注文が入っているうちはいいのですが、注文が減った時・・・資金繰りが苦しくなってしまいます。

 

しっかりとコストを見直し、利益を見込んだ上で低価格の見積りをだすような企業努力をせず、安易な薄利多売にばかり力を注いでしまうと、ちょっとしたトラブルに遭っただけでつまずいてしまいます。

 

パターンA:大型太陽光発電でトラブル

 

固定価格買取制度が始まり、高い売電価格が保証されていることから、『太陽光バブル』と言われるほど太陽光発電が一気に普及しました。

 

特に、家庭用ではなく『産業用』とよばれる、10kw以上の全量買取は、買取期間も20年と長いことから、企業や個人投資家がこぞって設置を始めました。

 

あまりの普及スピードに、今まで産業用太陽光発電を扱っていなかった業者も、工事を請け負うようになり、新しい業者も一気に増えました。

太陽光発電業者の倒産原因

 

しかし、新規の業者や今まで家庭用ばかりを扱ってきた業者は、当然ながら産業用の経験がほとんどありません。

 

その結果、予定外に経費がかさんでしまったり、計画通りに工事が進まなかったりと、トラブルを抱えてしまうことがあります。

 

それでも、新規の受注がバンバン入っているうちはいいのですが、売電価格も徐々に落ち着き、太陽光発電がバブルではなく堅実な発電方法となってきました。

 

新規の工事も減ってきています。

 

トラブルを抱え、資金繰りが上手くいかなくなり、倒産に至ってしまいます。

 

以上のことから、《経験が浅く、規模の大きくない業者が、ちょっとしたトラブルに遭い》倒産してしまう事が増えてきたようです。

 

【倒産しそうな業者】を見分ける方法

 

規模の大きくない業者でも、しっかりとした経営や堅実な施工・サービスで信頼できる業者もたくさんあります。

 

実際、【どの業者が倒産するか】は、外から見るだけではわかりません。

 

しかし、【こんな業者には注意した方がいい】と思える点がありますので、業者選びの参考にして下さい。
『失敗しない業者選び』も参考にしてください)

 

太陽光発電倒産しそうな業者の見分け方

 

メリットばかりを強調する

 

 

資金繰りが厳しくなると、『とにかく注文をとらなければ!』となります。

 

そのため、目の前の契約欲しさに、【デメリットの説明】を疎かにしがち。

 

また、太陽光発電は全ての家庭でメリットが出るわけではありません。
日当たりや屋根の状態によっては、『設置しないほうがいい』となる場合もあります。

 

そのような家に対しても、『大丈夫です』といい、メリットがないとわかっていても設置を勧め、結果『説明と違う』とトラブルになってしまいます。

太陽光発電倒産しそうな業者の見分け方

 

契約をせかす

 

 

倒産を避けるため、業者はとにかく焦ります。
1件でも多くの契約を取り、工事をして代金をもらい、支払いをしなければ・・・と、少々強引に迫ってくるかもしれません。

 

充分に検討する時間が無いと、相場より高い価格で買ってしまう可能性もあります。

 

『強引だな・・・』と感じる業者は、倒産リスク以外でも避けたほうが無難です。

太陽光発電倒産しそうな業者の見分け方

 

相場価格よりも極端に安い

 

 

『少しでも安く買いたい』とは、誰もが思うことです。

 

しかし、相場価格よりも極端に安いのはいただけません。
最悪、契約だけして前金を受け取り、計画倒産されてしまうかも・・・!

 

目安として、【相場価格よりもkwあたり5万円以上安い】場合は気をつけて下さい。

 

もちろん、企業努力で価格を抑えている業者もあると思います。

 

あまりにの価格が安かった場合は、【なぜその価格で出来るのか】確認したほうが良いでしょう。
(最新の相場価格はこちらで確認できます⇒『リアルタイム最新相場』

 

アブナイ業者・・・どんなリスクがある!?

 

太陽光発電の倒産しそうな業者のリスク

わざわざ倒産しそうな業者に依頼することはナイと思いますが、万一依頼した業者が倒産寸前だった場合・・・。

 

どのようなリスクがあるのかまとめました。

 

  • 前金の持ち逃げ
  • 手抜き・保証対象外の工事
  • アフターザービスの不実施

太陽光発電を倒産しそうな業者に依頼したリスク

前金の持ち逃げ

 

通常、太陽光発電の工事は【半額程度は前金として支払う】事が多いです。
(これは、堅実な経営をしている業者も同じです。)

 

しかし、倒産間近の業者では、前金の持ち逃げが心配されます。

 

前金を支払う前に、信頼できる業者かどうかの見極めが大切です。

太陽光発電を倒産しそうな業者に依頼したリスク

手抜き・保証対象外の工事

 

少しでも利益を出すため、安い部材を使ったり、本来ならば設置不可の屋根にも設置してしまったり・・・。

 

人件費の削減のため、工事が雑になることもあり得ます。

 

また、契約欲しさに『ウチならば多くのパネルが設置できます!』と、保証対象にはならない設置方法をとってしまったりと、メーカー施工基準に沿わない工事が行われる可能性があります。

 

施工基準を満たさなければ、メーカー保証は受けられません。

 

手抜き工事による雨漏りや不具合があった時に、【業者は倒産、メーカー保証もナシ】では、泣くに泣けません。

太陽光発電を倒産しそうな業者に依頼したリスク

アフターザービスの不実施

 

これは当然ですね。
約束した業者そのものがなくなってしまうのですから、サービスが実施されるはずがありません。

 

最悪、『どうせやらないから・・・』と、最高のサービスを提案してくるかもしれません。

 

年1回の無料点検や発電保証等、実際に提供出来るだけの体力のある業者かどうか、営業マンのセールストークを鵜呑みにせず、しっかりと見極めましょう。

 

太陽光発電で満足できるかどうかは、
我が家の経験上90%以上が業者さんで決まります!

 

長く付き合える業者を探すなら⇒『失敗しない業者選び』